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2011年4月22日 (金)

選挙カー NO運動

東京新聞hp2011414日)より

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011041402000194.html

 

(引用始め)

 

選挙カー NO運動

2011414日 夕刊

 

 統一地方選の後半戦を前に、超党派の議員や新人立候補予定者が十三日、選挙カーの使用を自粛する「NO!選挙カー推進ネットワーク」を立ち上げた。参加者らは「騒音や渋滞、排ガスを減らし、公費も節約できる」と訴えている。

 参加者は、北海道から長崎県まで十二都道府県の五十九人で、うち四十九人が二十四日投票の統一地方選に出馬する。東日本大震災以降、賛同する議員や立候補予定者は増えているという。

 賛同者は、車外スピーカーを設置せず、車上からの演説や走行しながらの名前の連呼はしない。選挙後、各選挙管理委員会に請求できる上限二十万円の選挙カー使用料も請求しないという。

 代表の伊藤悠都議(民主)は「(十日に投開票された)相模原市議会の候補はNO選挙カーでトップ当選した。ビラやインターネットでマニフェストを見て投票する人が増え、選挙カーは時代に合わない。新しい選挙の在り方の議論を始めたい」と意気込む。

 これに対し、横浜市立大の和田淳一郎教授は「住宅が密集し駅や商店街での活動が有効な都市部では面白い試み」と評価。一方で「車社会の地方では選挙カーが走らないと選挙があることすら伝わらない。運動を全国一律にする必要はない」としている。

 

(引用終わり)

 

「NO!選挙カー推進ネットワーク」という団体があるそうです。

http://no-senkyo-car.com/

 

この団体の趣旨は、<1、 選挙中に使用する車に据付スピーカーを設置しない

2、 選挙中に使用する車中より音声を発しない

3、 運転手代、ガソリン代など選挙カーに適用される公費負担を請求しない>だそうです。

 

1)確かに、この団体は、<騒音、排ガス、渋滞、ガソリン代など公費負担の生じる選挙カー>を使わないそうなので、静かな街づくりへの一歩前進と見る事も出知るでしょう。

 

しかし、この団体は、2番目の趣旨に<2、 選挙中に使用する車中より音声を発しない>とあるように、<選挙中に使用する><車中より><音声を発しない>だけであり、これを単純に反対解釈すれば、選挙外や車外からなら拡声器による<音声>を発しても良い、となってしまいます。

結局、彼等は、静かな住宅地域でも車外から拡声器を使うのでしょう。

夜勤の人、病気で寝ている人、昼寝が必要な乳幼児だっているのです。

確かに、表現の自由(憲法21条1項)は、民主政を支える優越的な権利です。

しかし、表現の自由といえども絶対無制約ではなく、「公共の福祉」(憲法12条後段、同法13条後段)、による制約に服します。

そこで、私は、少なくとも、住宅地域では拡声器を使うべきではない、と私は考えています。

 

2)では、住宅地域ではなく駅前等の商業地域なら良いのか、ということが問題となります(パブリック・フォーラム論)。

近年“都心回帰”等と言われているように、駅前にも住んでいる人はたくさんいるでしょう。

また、例えば、体調が悪くても仕事・学校・受験等で、出かけなければならない人だっているでしょう。

そして、音は空気の振動という有形力です。

よって、駅前で拡声器を使って演説するということは、空気の振動という有形力・{暴行(刑法208条)}の行使により、これらの人々の頭をブン殴っているのと同じ事となります。

この団体の立候補者達は、これらの人々の静かな生活環境(静穏権・憲法13条、25条、人格権)を侵害しているのです。

私は、この団体の人々は、結局、自分達の利益のために他人様の人権(静穏権)を侵害しても何とも思わない人々だと思っています。

これはもう、権利の濫用(憲法12条後段、民法1条3項)の域に達していると言っても過言ではありません。

(この団体に加入していない候補者は、もっとひどいのでしょうが。)

 

3)立法政策(公職選挙法の改正)により都市計画法の区域区分に応じた何らかの音量制限を設けるという方法もあるでしょう。

仮に音量制限があったとしても、音量の計測は難しいですし、選挙管理委員会は、実際にはそう簡単には取り締まらないのでしょうが。

 

4)<2、 選挙中に使用する車中より音声を発しない>というのは、例えて言うなら、マイナス100点だったのが、マイナス40点になっただけです。

マイナスは、マイナスなのです。

この点を強く認識・意識するべきです。

この団体へ加入する立候補者が増えることを静かな街づくりへの一歩前進と見る事も出知るのでしょうが、私は、手放しでは喜べません。

 

おわり

 

関連記事

「一人一票実現国民会議(2011年4月17日)」

http://kumaokun.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-b19f.html



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