2016年10月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

拡声器騒音・文化騒音の本(お茶)

楽天(お茶)

  • 楽天(お茶)

« 「河崎大阪市議、知事の特別秘書時代 公用携帯 4割時間外使用」 | トップページ | 「大阪維新の会の区民会議(2011年10月16日)」 »

2011年10月25日 (火)

「「徹底検証「橋下主義」(ハシモトイズム)」の感想」

「「徹底検証「橋下主義」(ハシモトイズム)」の感想」

 

「徹底検証「橋下主義」(ハシモトイズム)」(読売新聞大阪本社社会部、梧桐書院、1800円、2009年)を読んだので、その感想を書きます。

なお、私は独自の裏付け取材をしていません。この本に書かれている事を事実と仮定して、感想を書きます。

 

1)1章を読み終えました。2万%出馬しないというのは、テレビ局から損害賠償請求されないように言ったそうです。立候補時に自民党との駆け引き(?)があったそうです。

 

2)この本は、「記者クラブ」という言葉がよく出てきます。

記者クラブ加盟社には<大阪府庁本館4階にある「府庁ボックス」と呼ばれる小部屋が与えられているそうです(P18)。

特定の私人に対する利益供与で問題は無いのでしょうか?

 

3)P102より、遅刻についてのNHKとの揉め事。ここに書かれている通りなら、怒るのも無理はありません。ただ、ちょっと言われただけで、公人がそこまで怒るかなという事です。

 

4)P105より、橋下氏と平松市長は、初めは仲が良かったそうです。メル友だったそうです。信じられません。

府と市を合わせて「府市あわせ(不幸せ)」との揶揄は良く出来ていますね。

 

5)P164より、私立学校の生徒に対して「おとなしいお坊ちゃんやお嬢ちゃん」とのことです。橋下氏の私立学校の生徒のイメージは、このようなステレオタイプなものです。現場を知らないのでしょうね。

 

6)P166より、私学助成削減撤回を求める高校生に対して、「国を変えるか、自己責任を求められる日本から出るしかない」と暴言。

<国を変える>にも高校生には選挙権もないですからね。

<日本から出るしかない>との事ですが、(当たり前ですが、)大阪府知事にそんな事を言う権限はありません。

 

7)P204より、「公用車でジム通い」で密会し、予算の削減幅を決めたそうです。しかもその密会の相手は、何と(当時は自民党の)松井一郎氏だったそうです。

 

8)P211から、「第3章 証言「人間・橋下」」に入ります。

ここからが本書の特徴です。

P216より、しつけに厳しい母の3つの言葉は、「人を傷つけるな」「妹をいじめるな」「年上の人を敬え」だったそうです。全く逆を行っていますね。

 

9)P220より、「ジャイアンのような強い人間についていくスネ夫的生き方」ですが、場合によっては仕方がない事もあるのでしょうが、それを公言し著書にするとは・・・

橋下氏の著書「どうして君は友達がいないのか」も読んでみます。

 

10)P226より、橋下氏の中学校の卒業文集より。橋下氏は、中学生の時に仲間と供に自転車泥棒をしたそうです。自分だけつかまり「一人でやった」と最後まで口を割らなかったそうです。警察から釈放された時に仲間が出迎えてくれたそうです。

橋下氏の中では、これが同和教育の中の「仲間作り」だそうです。仲間は大切ですよね。

って、ちょっと待ってよ!これって、犯罪者集団の理屈ですよね?それに同和教育と何の関係があるの?

 

11)P229より、橋下氏は高校生の時から「政治家になりたい」と語っていたそうです。近所の子供やラグビー部での面倒見は良かったそうです。

これは私の偏見に満ちた意見ですが、子供の頃から「政治家になりたい」という人間にろくな人間はいません。

 

12)P229より、高校時代から「ハシゲ」と呼ばれていたそうです。

ラグビーについての橋下氏のインタビューの「当たり前だと思っている事に疑問を持ったり、伝統を変えようとしたり、」に著者は行政改革を重ねていますが、今では国旗・国歌を強制ですからね。

 

13)P234より、橋下氏の弁護士時代のコラムより「スポーツを通じて・・・強い肉体と強い精神が生まれる」との事です。

相撲のかわいがり事件等の体育会系の不祥事をどう説明するのでしょうか?

 

14)P239より、「3流から2流に上がるのは努力だが、2流から1流へは、絶対に乗り越えられない壁がある」というのが橋下氏の考えだそうです。

人間をヒエラルキー(上下関係)でしか見ていないのでしょうか?

また、これなら、1流になれないのは自己責任ではない事になります。

 

15)P240より、橋下氏が学生時代に行っていたビジネスは、<1着6000円ほどで仕入れた有名ブランドの傷物の皮ジャンにワックスを塗り、傷を見えにくくして新古品で売ると、7,8万円程の値が付いた。>だそうです。

これは一度だけの事ではなく、商売として行っていたそうです。傷物と表示していなければ詐欺ですよね。

また、原価の10倍以上の値段で売るとは高すぎです。

 

16)P247より、弁護士会から回ってくる民事裁判の処理を巡り、「着手金を取り過ぎ」とのクレームに対して、弁護士会の副会長に「なんで取ったらあかんのや」と電話口で声を荒げたそうです。親弁によると「とにかくカネへの執着心が強かった」そうです。

これは、「お金に細かい」というのとはまた違いますね。

 

17)P256より、親弁によると、光市事件の懲戒請求呼びかけにより「テレビの人気者になったが、弁護士の世界では孤立無援になった。あの事件から逃げるために知事になったような気がしてならない」そうです。そう言えば、橋下氏に賛成する弁護士の意見を聞いた事がありません。

 

18)P259より、橋下氏「放送に引っ掛からないギリギリのところを自分で探って、発言していた。」光市事件ではBPOの検証、サンデージャポンでは降板になりました。引っ掛かっていますね。

 

19)P262より、丸山一也氏の発言より、「彼は、こう言われたら、こう答えれば受けると言ったケーススタディーをノートにびっしり書き込んでいた。強調したい所には赤ペン引っ張ってさ。」

知事となった今でも、こうしているかも知れません。

 

20)P266より、父親という絶対的な存在がぶれないように、子供相手に「いかさまトランプを使ってまで勝ちにこだわる」そうです。私学助成の高校生の時と重なります。

私見ですが、父親は子供相手に負けてあげる位の大きな器であって欲しいです。

 

21)P273より、仕事の自己評価を求められて、橋下氏「僕は結果責任ですから。・・結果出すように頑張りたい。」との事です。

咲洲についても結果責任でお願いします。今からでも無理矢理良い結果に変えようとしている様な気がします。

 

22)P277より、教育委員に対して、「僕は選挙の洗礼を受けているので、生の保護者に接している」との事です。

選挙の洗礼といっても街頭演説くらいでしょう。これで良く「生の保護者に接している」と言えますね。

橋下氏「(教育委員から)ビジョンが感じられない。府民の感覚と・・相当ズレがある」との事です。

今の平松市長への批判と同じですね。芸がないとも言えます。

 

23)P281より、学力試験の結果公開について「(府教委は)都合が悪い事から逃げるんです。市町村のデータが公開されたら、府教委にも火が付くので、(公開を)避けたくてしょうがない」との事です。

今の公開討論についての平松市長への批判と似ていますね。結構ワンパターンですね。

 

24)P287より、学力試験結果公表についての豊中市教委の保護者説明会に保護者として出席し、手を挙げて持論を展開。それに対して教委は「まるでモンスターペアレント」との事です。

「まるで」ではなく「まさに」です。こんな人に教育を語られたくありません。

 

25)P302より、国直轄事業負担金について、国と交渉。橋下氏を支持する人は、この辺りに期待しているのでしょう。

P310より、国との交渉で、著者は「自分の判断が間違っていたと判断したら、すぐ引き返す。変なプライドが無いせいか、頭を下げることなんて少しも気にしない。」と書いていますが、咲洲庁舎については、別なようです。

 

26)P314より、児童文学館の隠し撮り映像を著者は見たそうですが、その画像は「わずか6分余りの長さで、手ぶれが激しく、・・・画像が粗い。・・・スタッフを遠方からとらえただけの」ものだそうです。これを見て「努力の形跡は見られない。やる気がない」と判断したそうです。

 

27)P320より、wtc購入時に府職員は「防災上大丈夫なのか。」という懸念があったそうです。

また、P325より、wtc移転について、反対議員より「防災上も問題」との意見もあったそうです。

責任追及の材料になりそうです。

 

28)P342より、「橋下岩おこし」のやらせ騒動について、「本当に僕が怒っているかどうかは、しっかり取材すればわかること。それはメディアの責任だ。」と発言。

それなら「しっかり取材」をしようとしたflashの記者を訴えるべきではない、という方向に傾くはずです。

 

29)この本は、全体的に橋下氏応援本のような印象を受けましたが、P347からの「あとがき」において、読売新聞の記者にも橋下氏に利用されているだけではないか、という懸念があったようです。

 

30)読了。この本は、2009年出版です。橋下氏について、当時は一般的に、このように思われていたのでしょう。

特に「第3章 証言「人間・橋下」」には他の本には書かれていない事が書かれています。橋下氏の人間性を分析する上で必読です。

 

おわり

« 「河崎大阪市議、知事の特別秘書時代 公用携帯 4割時間外使用」 | トップページ | 「大阪維新の会の区民会議(2011年10月16日)」 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1401223/42396207

この記事へのトラックバック一覧です: 「「徹底検証「橋下主義」(ハシモトイズム)」の感想」:

« 「河崎大阪市議、知事の特別秘書時代 公用携帯 4割時間外使用」 | トップページ | 「大阪維新の会の区民会議(2011年10月16日)」 »

ウェブページ

無料ブログはココログ