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2011年11月 6日 (日)

「「「仮面の騎士」橋下徹」の感想(前半)」

「「「仮面の騎士」橋下徹」の感想(前半)」

 

書籍「「仮面の騎士」橋下徹」(講談社、1400円、2011年11月)を読んだので感想を書きます。(新品で買いました。)

私は独自の取材をしていません。この本に書かれている事を事実として書きます。

 

まず、この本の著者は「大阪の地方自治を考える会」の5名ですが、誰がどの文章を書いているのかが分かりません。

 

P18より、橋下氏「統一地方選で府議会や大阪市議会などで過半数の議席を獲得する。敗北した場合は「退陣する」」と述べたそうですが、大阪市議会・堺市議会で過半数の議席を獲得できませんでしたが、「退陣」していませんね。

 

P20より、「都構想」を実現して<各区へ中核市並みの予算をつけていては、肝心の「都」の予算になにも残らなくなる>そうです。成程です。

 

P21より、<脱原発や様々な構想を連発した官直人氏も、マスメディアを利用するポピュリストそのもの>だそうです。ここは疑問です。

 

P28より、テレビで「八年間は、このグレーゾーン金利の裁判で、一度も負け知らずした。」と発言。まさに悪徳弁護士ですね。違法でなければ何をしても良いという点では、今も同じですね。

 

P34より、「府債の発行を原則として認めない」という公約を<知事となった早々撤回>。臨時財政対策債と減収補填債を発行し、財政は黒字だが府債は増加したそうです。

 

P36より、5法人に年度末に貸付金を全額返済させ、年度初めに貸付けるという「不当な赤字隠し」。これが包括外部監査で「不当な操作」であると指摘されたそうです。

 

P42より、wtc購入をめぐり<自民党の若手府議会議員>が「自民党・維新の会」を結成したそうです。ということは咲洲庁舎からの撤退は維新の会の土台を揺るがす問題ですね。

 

週刊大阪日日新聞「自民若手府議 新会派「維新の会」設立」より

http://www.pressnet.co.jp/osaka/kiji/090502_02.shtml

 

<代表に今井豊氏(貝塚市)、幹事長に井上哲也氏(吹田市)、政調会長に松井一郎氏(八尾市)が就任。このほかのメンバーは浦野靖人(松原市)、鈴木憲(富田林市)、青野剛暁(東大阪市)の3氏。>だそうです。

 

P42より、東日本大震災の震度3の揺れで、<wtcのエレベータ全36基が緊急停止し、うち4基に男性5人が5時間近く閉じ込められ・・壁面が剥落した>そうです。補強工事をして何とかなるレベルでしょうか?

 

P47より、2011年6月22日に橋下氏は竹山堺市長に対して「絶縁宣言」。それに対する竹山市長の「こちらからは絶縁宣言しない」というコメントについて、本書は<すがりつくかのようなコメント>と評価していますが、竹山市長の器が大きいのだと思います。

 

P50より、大阪府内の市町村との水道事業の決裂により、橋下氏と平松氏の仲が悪くなったそうです。平松氏も「あかるクラブ」で言っていましたね。そこから橋下氏による「大阪市攻撃」が始まったそうです。

この本では知事は市町村の調整が仕事であり、橋下氏に<調整力のなさ、指導力・ガバナンス力のなさを証明しただけのこと>としています。橋下氏は意識していないかもしれませんが、大阪市や平松氏攻撃も調整力のなさを誤魔化すためのものかも知れません。

 

P62より、現在は維新の会のブレーンの上山信一氏は、2006年に「大阪市市政改革推進会議委員長」に大平光代助役(当時は関淳一市長)に請われて就任したそうです。

その後、平松邦夫氏が大阪市長に当選しました。(平松氏が上山氏をどのように評価しているのかは分かりませんが、)これにより上山氏の改革が評価されない可能性もあります。私の推測ですが、上山氏が橋下氏経由で平松氏を攻撃している可能性もありますよね。

 

P70より、「大阪都構想」について<都区割り案や、権限・財源の配分案>など重要な部分が<全く示されていません。>との事です。これでは検討の仕様がありませんね。

 

P75より、「大阪都構想」の再編地域は変化しているそうです。現在は大阪市と堺市のみですが、当初はそれに加えて周辺九市が対象だったそうです。初めから構想が固まっていた訳ではないのですね。

 

P77より、都構想の具体案(区割りや権限・財源等)を明らかにしない事について、橋下氏「・・役人が検討すればよい」「市民は明確な内容を求めていない。」(孫引きですが、朝日新聞2010年10月27日)と述べているそうです。住民は求めていると思いますよ。どの区と一緒になるのかは住民にとって重要な問題ですからね。

 

P84から、「大阪都構想」への疑問点が書かれています。大阪経済の衰退は2重行政と大阪市が原因ではなく、国や(広域行政である)大阪府の責任ではないのか、との事です。経済状態が悪いのは、大阪だけではないですからね。

 

P90より、「大阪都構想」は<国際競争に勝てる体制>とするのは<飛躍のありすぎる話>との事。その通りです。統治機構を変えるだけで国際競争に勝てるはずはありません。

そもそもなぜ国際競争に勝たなければならないのでしょうか?ここは当然の前提としても良いのでしょうか?

 

P92より、2重行政について、<市民生活・・にとって、必要不可欠なもの、稼働率の高いもの、黒字のもの、・・業務内容の棲み分けできているもの、>については<双方に存在しても、全く問題ありません。>との事。何となくモヤモヤしていた感じを言語化してくれました。

 

P96より、<補完性の原理(基礎自治体が優先され、そこでできないことだけを広域自治体で行うという考え方)>によっても、大阪市解体とはならないですね。どちらかと言うと、平松市長の特別自治市構想に傾きそうです。

 

P97より、<現在の自治体は・・経済政策と住民生活政策の両方が入り混じって事業が実施されており、単純で機械的な分離ができるものではありません。>との事。ここはこの本で初めて得た視点です。ますます特別自治市構想に傾きそうです。

そして、大阪に府知事と市長という二人のリーダーがいるのはおかしいと言うのは、<首相と東京都知事がそれぞれいるのはおかしい>というのと同じ<暴論>だそうです。全くその通りですね。この点も本書で初めて気付きました。

 

P109より、橋下氏の<「大阪都構想」は「道州制につながる」>という意見に対して、<大阪都制が道州制につながるものではないことは、東京都制が道州制につながるものではないことで明らかです。>との事。そう言えば、「関東州」という言葉をあまり聞きませんね。

 

P110より、浅田均氏「分市では、・・市の役割は法定・・広域と基礎で新たな役割分担を決める事ができない」との事。都構想で特別区の権限・財源が拡大するはずありませんから(拡大するなら特別自治市構想の方向になるから)、特別区の権限・財源は縮小するという事です。

それを本書では、<要するに、大阪市、堺市の財源が欲しい。>と表現しています。難しい理屈を言って誤魔化していますが、大阪都構想の本当の目的は、結局ここでしょう。

 

P110より、区間の財源の調整のため、財源は一旦都に吸い上げられ、再分配される額は今の政令指定都市よりも減額する事になるそうです。そして、P113より、減額した財源をいくらうまく分配しても今より良くなる事はあり得ません、との事です。

 

P115より、特別区は今よりも機能が制限されるので様々な問題について<都にお伺い>をしなければならず、区長を民選にしても役に立たないそうです。

 

P116より、基礎自治体の人口として260万人が多すぎ、30万人が適切だという<明確な根拠>は無いそうです。実際にロサンゼルスは200万人を超えていて、ニューヨークは800万人だそうです。

 

P117より、(当たり前ですが)<府と市は、別個に存在する対等の自治体です。>歴史的に<上部団体””強権力団体>であった府知事が市町村行政に口出しするのは地方自治に対する<無知・無理解、時代錯誤>だそうです。P118より、まさに自治権の侵害ですね。国家間なら内政干渉です。

 

P119より、大阪都構想がお手本にしている東京都の特別区は戦時中に<政府・軍部の意向に背いた動きがなされないよう、独立した自治体としての市の地位を廃止>したものだそうです。特別区の財源の45%が都に吸い上げられているそうです。大阪都構想でもこのようになる蓋然性が高いです。

 

P122より、橋下氏は大阪都に副首都の機能を担わせると言っていますが、副首都と都構想は無関係との事です。別に大阪市が存在しても副首都になれますからね。

 

P113より、この就職困難なご時世なのに、<大阪府の職員採用試験の応募者が劇的に減っている>そうです。組織マネージメントが出来ていませんね。

 

やっと2章まで書き終わりました。長くなるので、ここで前半の感想を終わります。後半に続く。

 

おわり

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