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2011年11月 2日 (水)

「ハシズム集会第2回「ハシズムは子ども・若者の希望を奪う」」

「ハシズム集会第2回「ハシズムは子ども・若者の希望を奪う」」

 

「ハシズム集会第2回「ハシズムは子ども・若者の希望を奪う」」(2011年10月24日18時30分から21時まで)を視聴しました。

http://www.ustream.tv/channel/han-hascism

 

1)18時40分から中島岳志氏の講演が始まりました。

 

<なぜハシズムに流れるのか?社会の閉塞感。シニシズム(冷笑主義)。救世主待望論。>

<原発問題。政府や学者を信用できない。究極の自己責任。>

<自己責任論疲弊救世主待望。>

<冷戦構造や右や左といった戦後の価値観(自明の物語)が崩れてきた。1995年、阪神淡路大震災、オウム事件。柔軟な雇用。先が見えない不安。>

<ベストセラーが「脳内革命」。宗教が危ないと言っていたのに。非科学的、断言的。>

<松本人志氏「遺書」、小林よしのり氏「ゴーマニズム宣言」。断言。>

<ワイドショーも(何も言わない)岸部シローからみのもんたへ、やしきたかじん氏。>

 

やしきたかじん氏は前から人気があったと思うのですが。

 

<「分かり易さ」と「単純さ」は違う。>

<歴史や社会は複雑なのに、「分かりやすさ」ではなく「単純さ」へ流れてしまった。イエスかノーか。>

<「世論のジェットコースター化」内閣発足時の支持率はこの10年間で上がっている。支持率は急落。その理由を覚えていない。世論の気分化。>

<輿論(よろん)と世論(せろん)。パブリック・オピニオンとポピュラー・センチメント。輿論と世論の区別がつかなくなった。本来は前者が重要だが後者へ。カーニバル化。>

<小泉純一郎氏、靖国参拝「抵抗勢力」、30%の人が一気に「世論」へ流れた。「気分」。議論が出来ない。この30%が増えている。そして、この人々が橋下人気を支えている。>

<格差社会で苦しんでいる若者が小泉氏を支持した。この矛盾を解明する事が橋下人気の理由を解くことになる。>

 

単純に若年者は社会的・政治的な知識が少ないという事もあると思うのですが。

後は、見た目です。小泉氏は髪の毛がふさふさですからね。

 

<赤木智弘氏「希望は戦争」。社会を流動化させるには戦争しかない。赤木氏の敵はホリエモン(新自由主義の勝者)ではなく自分と同じような能力の安定的な身近な労働者。それが既得権益に見える。小泉氏は既得権益を明らかにする。在特会も。>

 

この辺りは、秋葉原の事件にもつながってくると思うのですが。

 

<橋下氏の論理を従来の(左右の)イデオロギーでは切る事は出来ない。橋下氏の論理は既得権益バッシング。一貫した論理。橋下氏の中では生活保護受給者も既得権益。架空の平等性。>

 

政策の中身はコロコロ変わっても、既得権益バッシングだけは一貫していますね。

 

<保守は人間を不完全なものだとし、理性ではなく常識・良識を重視。その意味では、橋下氏は保守ではない。>

<新自由主義で最も不利益を被る貧困者が橋下氏を支持する。身近な既得権益(大阪市)バッシング。赤木氏とリンク。これをすると貧困層が最も困る。日本では先進国で公務員が最も少ない。日本の公務員は1000人中30人。>

 

赤木氏と橋下氏を支持する人々は、少し違うと思うのですが。

後の会場からの意見にもありましたが、<日本では先進国で公務員が最も少ない。>等の情報を多くの方に知って頂くのは有効でしょう。

 

<公務員を辞めさせると非正規雇用が増えてますます貧困に。>

<身近なターゲットは教師。橋下氏の言説が受けてしまう理由。>

 

2)19時35分まで休憩。

寺脇研氏、雨宮処凛氏を交えての鼎談。

 

寺脇氏<阿久根市の竹原信一氏、名古屋市の河村市長で学習済みのはず。貧困層は余り税金を払わない(減免されている)ので、税金が安くなれば金持ちが免税される。名古屋市は破産寸前。>

寺脇氏<教育条例案はブラフ。良いものなら今可決すれば良いのに選挙後に持ち越し。これこそ教育の政治利用。コロコロ変わる、不真面目。>

寺脇氏<マネージメントで校長を公募するのに、校長に教科書を選ばせる。><教育委員も民間の有識者から選任。>

 

ここから雨宮処凛氏のお話。

 

雨宮氏<企業も成果主義で良くなっていない。精神障害も。また、いじめを否定する論理が無くなる。>

 

「いじめ」は成果主義が原因でしょうか。昔からあったような気がします。成果主義によって質が変わったような感じもしますが。

 

寺脇氏<学習障害の子供の親が自発的に学力テストの日に子供を休ませる。>

 

実話だそうです。強制ではなく自発的という所が重要です。

 

雨宮氏<教師、保護者対策、若いイケ面、営業、ホスト?>

 

中島氏<今の企業の採用はコミュニケーション至上主義。それはそれで問題があるが、橋下氏はそれともズレる。「コミュニケーション能力」=「扱いやすい奴」。>

 

「コミュニケーション能力」=「扱いやすい奴」だったのですね(!)。驚きです。「コミュニケーション能力」を身に付ける事は、「扱いやすい奴」になるという事ですね。企業が欲しがるはずです。

 

中島氏<橋下氏の著書「どうして君は・・」橋下氏の人間観の根底にあるのは人間不信。>  

 

雨宮氏<(雨宮氏が)助けたネットカフェ難民等の貧困層は今でも小泉氏を支持。貧困層に橋下氏を支持するべきではないと言うと、上から目線と受け止められ反発される。根が深い。>(今回の重要ポイントその①です。)

 

理屈でいくら言っても通じないという事でしょう。小泉氏を否定すると自分の存在意義まで否定してしまう事になるような感じでしょうか。何というか、カルト的な新興宗教から自分の子供を奪還するような感じですね。橋下氏を理屈で批判すればするほど支持者は頑なになり、結束を深めるでしょう。

 

ここで雨宮氏退席。前回の香山氏のように帰りの電車の都合でしょうね。

ここから会場からの質問時間です。

 

中島氏<誰かを批判したいという思いが橋下人気を支えている。そこに自分も加担していないか。批判は自己へ向かうべき。橋下バッシングに加わる気はない。議論を信じているから。自分とは違う考えの人の意見を読み、違いを知り、どこで合意できるか。>(今回の重要ポイントその②です。)

 

終わり。パチパチ。特に中島氏の最後の言葉は深かったです。

 

既得権益をバッシングし橋下氏を支持するのも、橋下氏を批判するのも、誰かを批判したい人々が沢山いるという意味では同じだという事です。

政治家の失言に過剰に反応する人々やブログやツイッターの炎上にもつながってくるのでしょう。

この辺りについては、私も反省です。

極端に言うと、橋下氏を批判する人も、例えば、橋下氏をテレビ等で論破するような人が現れたら、その人の方に流れていくという意味でしょう。(実際には、そこまではいかないでしょうが。)

 

中島氏の「橋下氏を批判するのは怖い」との発言に驚きました。中島氏は大学の仕事があるので抗議が来てテレビをクビになっても何も困らないと思っていたからです。それなら他に仕事が無いコメンテーターは橋下氏をそう簡単には批判できませんね。

 

おわり

 

(関連記事)

「反「ハシズム」集会に香山リカ氏ら 平松市長も出席」

http://kumaokun.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-2b14.html

 

「「第1回『橋下』主義(ハシズム)を斬る」(2011年9月18日)の感想の続き」

http://kumaokun.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-0a53.html

 

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