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2011年12月10日 (土)

「「近所がうるさい! 騒音トラブルの恐怖」の感想の続き」

「「近所がうるさい! 騒音トラブルの恐怖」の感想の続き」

 

「近所がうるさい! 騒音トラブルの恐怖」(ベスト新書、橋本典久、2006年、780円)を読み終えました。

以前に書いた感想(下記関連記事)の続きを書きます。

 

1)「第3章 上階音が引き起こしたトラブルと事件」では、上階音は法律等ではどう仕様もない、という事が書かれています。

「第4章 無残、近隣騒音訴訟と判決」においては、題名通りの事が書かれています。

「第5章 騒音問題、古今東西」において、騒音についてのウンチクが語られています。

哲学者のカントとショーペンハウエルは、騒音に悩まされたそうです(P222から)。

騒音に悩まされている私も哲学者の素質があるのでしょうか?

「第5章」は読み物として興味深いです。

 

2)著者の主張をまとめると、日本は、音に関して「おおらか」だったが、<戦後、西洋化の波とともに、次第に敵対性の強い国民に変化してきている>(P232)。

そして、<騒音殺人事件や騒音傷害事件を引き起こすのは、騒音ではなく、結局、その人のパーソナリティーである。>(P236)との事です。

騒音の被害者の人格の問題としています。

その解決法の一つとして、<端的に言えば、気にしなければよいのである。>としています。

これで解決するなら、苦労しません・・・

さらに<近隣騒音、近隣煩音に関しては、・・・できるだけこれを許容するという社会をつくることが必要である。>(P252)とし、<隣人の騒音を許すことが、自分を救うことになるのである。>(P253)としています。

極め付けは、<“音がうるさくて何が悪い”>(P253)という言葉で本編が終わっています。

 

3)騒音被害者は、<睡眠障害、顔面神経症、自律神経失調症など、ストレスによる多くの生理的影響>(P247)により地獄のような苦しみを強いられている事を知りながら、この終わり方です。

どうやら著者には騒音被害者の気持ちが分からないようです。

恐らくですが、著者は騒音に悩まされた事がないのでしょう。

現在騒音に悩まされている人が解決法を求めてこの本を読んでも、何の解決にもなりません。

解決にならないどころか、騒音で悩むような貴方の人格が悪いと決めつけられ、余計な悩みが増えることになります。

読まない方が良いです。

 

おわり

 

(関連記事)

「「近所がうるさい! 騒音トラブルの恐怖」(第2章まで)の感想」

http://kumaokun.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-c59a.html

 

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