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2011年12月30日 (金)

「月刊「創」(2011年9・10月号)の感想」

「月刊「創」(2011年9・10月号)の感想」

 

月刊「創」(2011年9・10月号)の感想を簡単に書きます。

 

1)P36から「原子力ムラという怪物をなぜ我々は作ってしまったのか」(宮台真司氏、飯田哲也氏、神保哲生氏)の対談です。

P42より、宮台氏「震災後「これからは倫理だ」みたいな話になっていますが、「これからは倫理が流行だ」という話に過ぎません。・・「これからは○○が流行だ」という場合の「○○」に代入される変数を変えることー空気の利用ーに力を注ぐのが、短期的には合理的・・」

 

この「○○」に橋下氏が入ってしまっている様な気がします。

 

<中長期的には<空気に支配されるコミュニケーション>を変え、<知識を尊重するコミュニケーション>で「科学に基づく自治」を樹立する必要がある>との事。

 

飯田氏「エネルギーの自治というのは実はお金の自治であって、経済の自治でもあります。」

そして、エネルギーとお金の仕組みを各地域で作るべき、との事。

これが出来たら良いのでしょうが、大阪の地方政治を見ていると、とても心配になります。

 

2)P74より、鈴木邦男氏の「「事件・事故」からの自衛」です。冤罪被害者が無罪になるための6原則です。1、筋(無罪の話が書ける)がよいこと、2、玉(被告人の印象)がよいこと、3、優秀な弁護人、4、手抜き(フェアな)検察官、5、よい裁判官、6、幸運、だそうです(甲山事件の冤罪被害者談)。このうち4,5個が当てはまれば、無罪になる可能性があるそうです。被告人の努力はほとんど関係ありませんね。

 

3)P78より、香山リカ氏の「急ぐべきは震災疲労への心のケア」です。震災後に自殺者が増えているそうです。被災地ではなく、東京・大阪や西日本で増えているそうです。その理由を雇用等の被災者優先の二次的な疲労が広まり、<これが踏みとどまっていた人の背中を押す形で、自殺者の急増につながっている可能性>の指摘。

 

4)P88から、漫画家の冲方丁(うぶかたとう)氏の「マンガ大賞盗作騒動に思うこと」です。

冲方丁氏は、盗作被害に遭ったそうです。

「暗黙の了解」でうまくやってきた所に、「暗黙の了解」の外から新しい世代(インターネットや同人誌等)が来ているそうです。そして、<発信する側だけが満足する作品はアートではない。>との事です。

自己満足の素人とプロとの違いですね。

<二次創作やパロディー>でも良いが、アートと言えるためには、<それ以上のプラスアルファを加えて次世代へ受け継いでいくというレベルまで持って行かなければならない>との事です。

私の拙い文章ではうまく伝えられませんが、プロの表現者としての覚悟が伝わってきます。

(失礼な話ですが、)漫画家の方が、ここまで考えて漫画を書いているとは思いませんでした。

下記に参考サイトとしてリンクを貼ります。

 

5)P98より、「警察に写真を提供した新聞記者の過ち」(浅野健一氏)です。(警察)<当局が考える「正義」と人民のための「正義」は一致しないことも多い。><記者クラブ自体が権力の広報になっている。>との事です。新聞記者(社)には、警察に(無制限に)写真提供をするべきではないという意識は無いようです。

 

6)P130より、「原子なんていらない」(ぢぢ対談)です。森達也氏が言うには、東日本大震災の避難所において<カメラのいいポジションを取るのにテレビ各局のスタッフがケンカしたり、避難所の取材対象者の取りっこをしたり。>(永六輔氏)だそうです。

また、<メディアの連中が、取材のあとに、あの白い防護服を途中で捨てて帰ったり、>(矢崎泰久氏)酷い媒体関係者もいたそうです。

 

7)P138より、「貧困率、過去最高になる。」(雨宮処凛氏)です。2009年の日本の貧困率が発表されたそうです。貧困率とは、2009年の所得が112万円に満たない人の割合だそうです。P140より、<日本の生活保護世帯で最も多いのは高齢者世帯で44,2%、次いで傷病障害世帯で34,2%>だそうです。

確かに、多くの人(特に働いていも収入が生活保護費以下の方)が不正受給に憤るのも当然かもしれません。しかし、不正受給対策として保護の認定を厳しくすると、約80%の高齢者・傷病障害者世帯までもが保護を受けられなく(受けにくく)なる可能性が高くなるでしょう。それが本当に妥当なのかという事です。難しい所ですが。なお、働いていても収入が生活保護費以下の方は、労働組合や法律家等に相談を。

 

8)今月号は冲方丁氏の記事が印象に残りました。月刊「創」発売中です。680円で内容盛りだくさんです。

 

おわり

 

(参考サイト)

冲方丁氏のブログ「ぷりずむ黙契録」より

2011715日金曜日・本日のお知らせ」

http://towubukata.blogspot.com/2011/07/blog-post.html

 

(関連記事)

「月刊「創」(2011年11月号)の感想」

http://kumaokun.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-fd3f.html

 

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