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2011年12月18日 (日)

「月刊「創」(2011年11月号)の感想」

「月刊「創」(2011年11月号)の感想」

 

「月刊「創」(2011年11月号)」を読んだので簡単に感想を書きます。

 

1)P28より、原発報道について上杉隆氏が大本営発表と共通していると指摘。P30より、森達也氏は大本営発表の時は、記者は現地へ行けなかったが、今は行こうと思えば行けるのに行かない、という違いがあると指摘。

P31より、森達也氏「政府とメディアと東電が一体化して」と言われるが、メディアにそれほどの「意図や目的」がある訳ではない、だからこそ「危険」と指摘。

P32より、高田昌幸氏によるとメディアは原発の危険性を伝えなかったと言われているが、<1970~80年代、各地で原発反対運動がたくさん起きていたころはたくさん報道されています。>との事。ここは知りませんでした。

しかし原発が完成し稼働し反対運動が消えていくと、ニュースにならないのでマスコミは書かなくなったそうです。そうすると原発反対運動を担当する記者もいなくなり、反原発運動があっても担当記者がいないから書かない、という悪循環。

 

2)P55より、科学ジャーナリストの小出五郎氏によると、1950年代後半には、<原爆の被害がひどく、悲惨だったがゆえに、それを裏返しにすれば平和をもたらすパワーになるだろうというイメージが出て来ていた>そうです。

今では信じられませんが、経済的な復興という意味もあったのでしょうか?

そして、もっと信じられませんが、<一時期は広島の原爆資料館に「原子力平和利用」というコーナーがあった>そうです。

 

3)P68より、溝口敦氏によると、2011年7月にアメリカのオバマ大統領が「犯罪組織に対する金融制裁を科す大統領令」に署名し、日本のヤクザ(暴力団)等を制裁対象とし、これら取引きしてはならない、としたそうです。

これに海外進出を狙う吉本興業が反応し、島田紳助氏の事件につながったというのが溝口氏の見解だそうです。

 

4)P76より、佐高信氏が原子力ムラの学者達を「カネをもらって中立とはどういうことだろうか。」、「中立かどうかを自分で決めている」、「学問を利用してカネもうけをする学商」とバッサリと筆刀両断。

 

5)P90から、2011年2月25日の山陽自動車道で高速バスが横転した事件です。浅野健一氏によると、この事件は男子学生が急性の精神疾患で不安感から<運転手に「バスを降ろしてほしい」と何度も頼んだが聞き入れてもらえず、ハンドルを握ったところバスが横転した。>との事です。

これが事実なら、殺人未遂事件という報道とは全く違いますね。

鑑定のためという理由で、治療が必要なこの<学生は5カ月以上も放置された>そうです。

検察官は「心神喪失者等医療観察法」による入院治療の必要性の理由の一つとして<事件のことが大きく報道されており島民の多くが、被疑者の対象行為を知っていること>を挙げたそうです。

つまり、この学生を実家での通院治療を受けさせた場合、周囲から事件の噂が学生の耳に入るのが良くない、という意味のようです。

マスコミの不当な報道が強制入院の理由の一つとして使われているという事です。

審判では検察官がこの学生に「にやにやして笑うな」「反省が足りない」などと注意(叱責ですよね。)をしたそうです。検察官にこのような権限はあるのでしょうか?

逮捕時には(実名や顔写真等のプライバシーを含めた)記事を散々書き立てたのに、不起訴決定後には続報を書かない新聞。特に毎日新聞が酷いようです。

 

6)P98から、森達也氏の担当編集者が森達也氏について語っています。途中から森さんも参加です。単行本や雑誌の連載を読んでいると分かり難いのですが、いくつかの作品を並行して作っているのですね。

「A3」が「講談社ノンフィクション賞」を受賞した日に森さんのお父さんが亡くなられたそうです。お祝いの電話をした人も何と言ったら良いのか困ったでしょうね。

 

7)P110から、見沢知廉氏についての映画「天皇ごっこ」についての座談会です。

大浦信行監督「天皇に“ごっこ”をつけるなんて、・・・ある意味で天皇に対する侮辱ですよね。」

そう言えばそうですね。気付きませんでした。

P115より、鈴木邦男氏によると、見沢氏は三島賞について「今ここで勝負できなかったらダメだ。」「そうしないと僕は、ただの人殺しだ」とかなり焦っていた様子です。

そして、「精神安定剤がないといられない状態」(鈴木氏)になったそうです。

体調が良くなってから賞を目指せば良いと思うのですが、この辺りは凡人には理解できないのでしょうね。

 

8)P139より、雨宮処凛氏によると、反・脱原発デモにおいて、「(警察は)参加者がトイレや休憩のためにデモ隊から出ることを一切許さな」いそうです。動画等で見て私も気になっていました。デモへの参加や離脱は本来自由であり、このような権限は警察には無いはずです。

 

9)P146より、阿曽山大噴火氏の「バカ裁判傍聴記」です。今回は61歳で前科14犯の男性が缶コーヒーを盗んだという内容です。前科14犯ともなると被告人も慣れてくるのか、<適当な弁護人、激情的な検察官、そして慌てる裁判官。被告人が一番冷静>との事です。

 

読了。今月号は森達也さんが体調不良で連載お休みだそうですが、集会と討論会の記事があるので、森達也特集のようでした。

山陽自動車道の高速バス横転事件が一番印象に残りました。下記の関連記事もご覧ください。

月刊「創」発売中です。

 

おわり

 

(関連記事)

拙ブログ「保安病棟からの生還 ~人生を返せ~ 心神喪失等医療観察法病棟収容者は語る」

http://kumaokun.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-1d57.html

 

拙ブログ「月刊「創」(2011年12月号)の感想」

http://kumaokun.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-db2e.html

 

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