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2012年4月 5日 (木)

「「絶対弱者―孤立する若者たち」の感想」

「「絶対弱者孤立する若者たち」の感想」

 

「絶対弱者孤立する若者たち」(三浦宏文、渋井哲也、長崎出版、2007年)を読んだので感想を書きます。

1)本書では「絶対弱者」という概念が提唱されています。「絶対弱者」とは簡単に言うと、学力やコミュニケーション能力が低いので自由競争には負けてしまうが、病気や障害では無いので医療や福祉の対象にならない(なれない)人の事です。

三浦氏と渋井氏で「絶対弱者」の特徴が少し違います。三浦氏は、①コミュニケーション能力不足、②強固な自己肯定感、③極端な学力不足や常識の欠如、を挙げています(P26より)。渋井氏は、①知に関しては無関心では無い、②社会的な成功を目指し行動はしている、③地味な努力や社会的コミュニケーションを軽んじている、④自分の振る舞いに関する想像力が不足している、⑤その結果に関して、学習しようとせず、自己正当化する傾向、を挙げています(P48)。

 

2)P74から「絶対弱者」の具体例が挙げられています。自己肯定感から他罰的になる人もいるようです。これらの事例に出てくる人達は私から見るとかなり変わっていて、本当にこのような人がいて、増えているのか疑問です。これらの人達は明確な病気や障害という訳ではないそうです。

 

3)P201から、「絶対弱者」がオウム真理教に入ったという見方も出てきます。オウム真理教について<絶対弱者の最後の行き場所みたいなところ>(渋井氏、P203)との事です。

 

4)P206より、「絶対弱者」達が中国や韓国に変な憎しみを持って排他的な状況(ネット右翼)を生んでいる可能性について指摘しています。もしかすると橋下徹氏の支持者の一部も「絶対弱者」の可能性もあります。(なお、私は橋下氏の支持者には、これらの「絶対弱者」とは少し異なる「新自由主義の勝者になれると思って(勘違いして)いる人」(弁護士等の資格保持者)もいると見ています。)

 

5)事前に想像していた内容と全く違いました。正直に言って少しがっかりです。ただ、「絶対弱者」の強固な自己肯定感や自己正当化という点に何か引っ掛かりました。これらの若者(の中の度合いが軽い人)が就職して「新型うつ病」(仕事中だけうつになって有給休暇を取って旅行に行くような人達)につながっているという可能性は無いのでしょうか。

 

おわり

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