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2012年11月29日 (木)

「ポピュリズムへの反撃 現代民主主義復活の条件」

「ポピュリズムへの反撃 現代民主主義復活の条件」

 

「ポピュリズムへの反撃 現代民主主義復活の条件」(山口二郎、角川oneテーマ21、2010年、724円)を読んだので感想を書きます。

 

1)小泉純一郎氏や橋下徹氏はよくポピュリズムだから駄目だと批判されています。しかし、「民主主義なので多数決で決めた事に従え」と言われたら、なかなか反論できません。ポピュリズムはなぜ駄目だと言われるのでしょうか。その理由を知りたくて読んでみました。

 

まず著者はポピュリズムの定義を、大衆のエネルギーを動員しながら一定の政治的目標を実現する手法としています(P11)。そして、多数派が政治的統合体の外側に追いやられていると感じている事が重要な要素だとしています(P15)。

 

次に、民主主義の先進国であるアメリカの政治を例にポピュリズムについて見て行きます。著者はポピュリズムを民主政治を実質化していく上での大事なエネルギーになったという肯定的な面がある(P20)とし、ポピュリズムは必ずしも悪い物ではないとしています。ただし、反知性主義に展開する場合もある、としています。行き過ぎは駄目だという事です。

 

2)まとめ

本書はフォーラム神保町で行った講義を基にしたもので(P219)、話し口調で読み易いです。1章と2章でポピュリズムについての説明で、3章と4章ではどうすればいのかという対案を示しています。ここ数年の民主党への政権交代に対する分析と批判をしながらの対案になっています。具体例としては、ポピュリズムに対抗するためにはポピュリズム、中間団体の再生、社会的連帯の回復、などです。まとめると、命と教育を大切にする大きな方向性を示して、「幻滅への慣れ」「悪さ加減の選択」など余り理想を追い過ぎずに現実的な視点を持ちながら議論を重ねるという事です。ポピュリズムや政治動向の解説だけではなく、著者の見解も知ることが出来る良い本です。

 

おわり

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