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2012年11月4日 - 2012年11月10日の2件の記事

2012年11月10日 (土)

「橋下「維新の会」がやりたいこと―何のための国政進出?」

「橋下「維新の会」がやりたいこと何のための国政進出?

 

「橋下「維新の会」がやりたいこと何のための国政進出?」(石川康宏、新日本出版社、667円、2012年7月)を読んだので感想を書きます。

 

1)1章と2章は今までの橋下府政・市政のおさらいです。P7より、財政黒字は住民サービス切り捨てによるとありますが、wikipediaに「11年ぶりの財政黒字は誤りであった」とあるのですが、こことは関係ないのでしょうか。

 

2)3章と4章において、グラフ等の統計を駆使して今の政治が財界の言いなりになっている事が説明されて行きます。共産党の得票数増大→財界の焦り→第2自民党(民主党)の準備→2大政党制へ→どちらにも不満を持ち第3局へ、という流れが分かり易く書かれています(P38より)。ここが本書の特に素晴らしい所です。

 

3)法人税と所得税を減税したから税収が減っているのに、消費税を増税するという逆累進性により庶民の暮らしはさらに貧しくなります(P58から)。法人税と所得税に今までの様な累進課税を実施すれば税収は一気に増えるという事です。累進課税の強化により大企業が倒産すると雇用が減り労働者も困るという批判がありそうですが、企業は内部留保を貯め込んでいるのでそのような批判は当たらないそうです(P65)。

 

4)財界は、日本の消費税はヨーロッパに比べて低いのでヨーロッパ並みにするべきだと言っていますが、ヨーロッパでは生活必需品(医療、教育、福祉)には消費税をかけないそうです(P66)。もうこれはペテンの域に達しています。

 

5)私立高校への助成は、私立の保育園・小中学校への助成を減らし、その10分の1を高校にまわしたのが実態だそうです(P81)。ここは初めて知りました。私立高校への補助金増加は橋下氏の唯一のプラスの業績と思っていたのですが、これでプラスの業績はゼロになります。

 

6)著者の道州制についての見解は、国は大企業応援型に出来たので、福祉や教育の予算が残っている地方も大企業応援型にする、というものです(P91)。私は組織を変えれば上手く行くという発想に反対しているので道州制に興味はありません。

 

7)野村修也氏は小泉・竹中人脈で構造改革の推進者だそうです(P101)。全く知りませんでした。野村氏は一人一票実現国民会議の賛同人でもあります。一人一票も財界寄りという事でしょうか。

 

8)7章では対案が書かれています。「互いに支え合う社会」や「国民ひとりひとりが主権者としてのリーダーシップを発揮」等が書かれています。仮にこれらが実践出来なくても、本書を読めばほとんどの人は橋下氏を支持しなくなると思うのですが、甘いのでしょうか。

 

9)まとめ

平易な表現とグラフ等の資料によりいかに橋下氏(自民党・民主党も)が財界の言いなりなのかが良く分かります。維新の会の事だけではなく今の政治が駄目になっている理由も良く分かります。結論を言うと、今の日本社会が良くない原因の根本は財界だという事です。選挙に当選した訳でもない財界の意思が政治に影響を与えているという事は知っていましたが、ここまで酷いとは思っていませんでした。これで民主主義と言えるのでしょうか。橋下氏が国政に出ると自民党・民主党と同じ財界の言いなりで、強権的な手法を取るので自民党・民主党よりも庶民の暮らしが悪くなる事は確実です。本書を一人でも多くの方に読んで頂きたいです。そうすれば多くの有権者が橋下氏の目指す政策が財界の都合によって動いているという事に気付き、落選させることが出来ると思います。

形式は、ブックレットというより新書の様な感じです。

なお、アマゾンのレビューには、本書が活字の詰め過ぎで読み難いと書かれていたので心配でしたが、そのような事は全くありません。

 

おわり

2012年11月 6日 (火)

「国会議員選考の公開討論会(2012年9月9日)」

「国会議員選考の公開討論会(2012年9月9日)」

 

2012年9月9日に大阪維新の会(日本維新の会)が参加する国会議員を選考するための公開討論会を行いました。討論会を公開にした理由について代表の橋下徹氏はツイッターで次のような事を書いています。

 

2012年9月11日

https://twitter.com/t_ishin/status/245189261014478850

 

おかしなところは、どんどんチェックして質してもらう。これが内部的な会議をオープンにした趣旨。分からないかね~他の政党でこういうことやってんのかな?(以下略)>

 

では、どのような討論がなされていたのかを見てみましょう。

 

産経ニュースwest(2012年9月9日)より

http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120909/waf12090919370023-n5.htm

 

(引用始め)

 

(3)人口減少「高校で子供産んだ人にお金とか」(15:00~16:00)

2012.9.9 19:32 5/5ページ)

 

《人口問題を古くから研究してきたという堺屋太一氏は人口増への秘策を披露した》

 堺屋氏「(出生率が高い国の理由は)子育てを市場化したから。ベビーシッターがいつでも来てくれる。それと若年出産率が高いからだ。だから若年出産率が高くなるような施策をとればいい。例えば高校で子供を産んだ人に校長がお金を配るとか。そういうことを家庭の問題などと合わせて議論してもらいたい」(以下略)

 

(引用終わり)

 

(この記事を事実と仮定してコメントします。)

堺屋太一氏は、若年出産率を上げるために高校で子供を産んだ人に校長にお金を配ると言っています。これは、おかしいどころではないでしょう。チェックして質すというようなレベルの発言でしょうか。道頓堀プール化よりもトンデモな意見だと思います。他の政党はここまでトンデモな意見を公開しません。私もさすがにこれを実行するとは思っていません。これが選挙公約という訳でもないでしょう。

橋下氏の特徴は、このような自分たちに不利益になりそうな事まで公開する所です。橋下氏の支持者はこの辺りを支持するのでしょうが、私は何でも公開すれば良いとは思いません。

 

おわり

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