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2013年11月21日 (木)

「「対話」のない社会―思いやりと優しさが圧殺するもの」

「「対話」のない社会思いやりと優しさが圧殺するもの」


「「対話」のない社会思いやりと優しさが圧殺するもの」(中島義道、PHP新書、660円、1997年)を読んだので感想を書きます。

 

1)P158より、著者が予備校で英語を教えていた時、生徒の点数が悪いので「できないなあ」と呟いたそうです。それに生徒と親が怒って抗議。その後生徒は予備校をやめたそうです。このような<対話>は必要でしょうか?権力を持った講師にこのような事を言われたら多くの生徒が嫌になります。これは単に著者にデリカシーがないだけだと思います。

 

2)P195より、不利益を回避し集団を利用する「弱い個人主義」(和風個人主義)には「弱い自己責任」が対応。この「弱い個人主義」が管理放送を生み出しているとの事です。ここは賛成です。

 

3)P207より、定型的な言葉よりも<対話>の割合を増やすべき、という本の「あとがき」で編集者に定型的なお礼の言葉を書くという矛盾です。

 

4)P201より、書籍「訴えてやる!―ドイツ隣人間訴訟戦争」の紹介です。日本で(恐らくドイツでも)これら(勝手に隣家に侵入等)をしたら犯罪が成立します。余り現実的ではありません。

 

5)P203より、著者は日本社会を欧米型にしたいのではなく、<対話>の割合を数%増やすことを提案しています。そして、日本社会は欧米の様には絶対にならないと断言しています。例えば、最近、店舗や学校に対して無理難題を主張するような人がいます。「モンスター○○」という呼称の妥当性はともかく、これらの人々と欧米型の社会はどう違うのでしょうか?

 

6)まとめ

著者は日本には<対話>が無いから無意味な管理放送が増えているので、<対話>の割合を数%増やすべきだとしています。私は著者に賛成な部分もあるのですが、前述の予備校でのエピソードなど納得のいかない部分もあります。何とか著者とは違う方向性を探っていきたいのですが、今の所良い方法が見つかりません。

 

おわり

 

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