’13都議選:ギリギリの戦い 音声をネット中継 朝ドラ曲無断使用
毎日新聞HP(2013年06月15日)より
http://senkyo.mainichi.jp/news/20130615ddm041010056000c.html
(引用始め)
’13都議選:ギリギリの戦い 音声をネット中継 朝ドラ曲無断使用
毎日新聞 2013年06月15日 東京朝刊
(略)一方、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を担当する作曲家の大友良英さん(53)は14日付の自身のブログで「あまちゃんのテーマ曲が無断で選挙カーで流されているという情報が複数寄せられている」と記載。「政治家を目指すような人は流行の音楽を利用するような選挙活動はやめて」と訴えてい る。
日本音楽著作権協会によると、特定の音楽を作曲者らの許可なく選挙カーで流す行為は著作権法に抵触する可能性が高いという。(略)
(引用終わり)
東京都議会選挙(投票日は2013年6月23日)のある候補者が街頭演説でNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の曲を無断で使用したそうです。(私は「あまちゃん」を観た事が無いのでどのような曲かは知りません。)これは著作権法に抵触する可能性があるそうです。ただし、非営利の利用なので著作権法の適用除外となる可能性もあります(著作権法38条)。
ここで私が問題としたいのは著作権法上の問題ではなくて、公職選挙法で街頭演説の際に音楽を使うことが禁止されていない事です。選挙運動は原則として自由で、公職選挙法で規制している行為のみが例外的に制約されます。公職選挙法には街頭演説に音楽の規制はないので、音楽の使用は規制されていないという事です。
ネットでいろいろと調べましたが、街頭演説の音楽がうるさいという意見は見られませんでした。著作権云々だけではなく、作曲者の方も自分の作った曲が街中で大音量(汚い音)で流されていたら嫌だと思うのですが、そうでもないのでしょうか。
音楽を使わなくても演説だけで政治的な主張は十分に出来ます。公共の場所で特定の音楽を強制的に聴かせる事を今すぐ公職選挙法を改正して刑事罰付きで禁止するべきです。そうしないと、住宅地での街頭演説の際に著作権が無い音楽を大音量で流される可能性があるからです。
おわり
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