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2014年8月20日 (水)

「住宅政策提案書・ビッグイシュー基金」

「住宅政策提案書・ビッグイシュー基金」

 

「住宅政策提案書」(住宅政策提案検討委員会、認定NPO法人ビッグイシュー基金、2013年10月)を読んだので感想を書きます。

 

「1章 不安定住居の変遷と広がり」

最近良く報道される「脱法ハウス」について、敷金礼金などのアパートの初期費用や(連帯)保証人を用意出来ないからだとしています(P2)。例えば、家賃5万円の部屋を借りるには最低でも30万円位の敷金が必要です。しかも礼金の場合は帰って来ません。保証人云々ついては賃貸物件に住んでいる人全員に当てはまります。

 

「2章 住宅事情の変化をどう読むか?」

高い家賃を支払う人が増えた理由を低家賃の住宅が減っているからとしています(P5)。何か贅沢をしているからではなく、政策的な理由です。

 

「3章 ハウジングリスクを持つ人びと」

ここでは障害者や母子家庭などの社会的に公認された弱者だけではなく、世帯内単身者、不安定就労層などが置かれた状況が書かれています。この辺りが新しい所です。

 

「4章 住宅セーフティネットを検証する」

地方分権により地方自治体の裁量の幅が大きくなり、それにより公営住宅が増えるのではなく減る方向に行く場合があるそうです(P12)。地方分権が良い方向に行くとは限らない一例です。

 

「5章 住宅政策の再構築に向けての課題」

ここからが提案です。公営住宅の拡大(P18)。公営住宅は何だかんだと条件があったりします。

「甲斐性」意識(P20)。私は「甲斐性」について意識した事はありませんが、バブル経済の頃の人達にはあったのかもしれません。

 

内容は物凄く良いです。既存の統計や独自の聴き取り調査を用いて問題点を把握し、それに基づいて提案をしています。住宅政策は余程の裕福な人以外は皆が関係する話です。私も他人事ではありません。

特に地方だと、住宅はあってもバスなどの公共交通機関の本数が少なく、生活が困難です。例えば、1時間に1回しかバスが来ない所では、自家用車を持っていない人は生活するのが大変です。だから少し位家賃が高くても都心部に住むという事もありそうです。

また、低額な家賃の住居があっても防音がほとんどなされておらず、隣に少しでもマナーの悪い人が引越してきたら、こちらが転居しなければならないので、そこそこ高額な家賃の所に住むという事情もありそうです。

版型が大きくて読み難いです。もう少し小さくして欲しいです。

 

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