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2014年9月14日 - 2014年9月20日の1件の記事

2014年9月15日 (月)

「月刊創(2014年7月号)」

「月刊創(2014年7月号)」

 

「月刊創」(2014年7月号)を読んだので感想を書きます。

 

1)「ヘイト・クライム」(P12、柳美里)。ツイッターでの柳美里氏に来るコメントも酷いが、それに対する柳美里氏のコメントも酷いです。カラーページにするのを止めて欲しいです。

 

2)袴田事件について、当時の新聞が被疑者の事を「悪魔のような」、「異常人格者」、「情操が欠け、一片の良心も持ち合わせていない」などと署名入りで無茶苦茶書いています(P44から)。新聞に書いてある事が事実だとは限らないので疑って読むべきだとか、そういうレベルを超えています。当時(30数年前)よりは少しはマシになっているのでしょうが、本来権力を監視すべき新聞が警察に寄りそう構造は今もほとんど変わっていない事が問題です。

 

3)「「黒子のバスケ」脅迫犯独占手記」(P50から)

雨宮処凛氏の記事への返信には興味が無いので省略して、香山リカ氏の記事への返信について書きます。

 

被告人は、自分に罰を与えてきた「何か」は「両親やいじめっ子」ではなく「超越的な神」だとしています。自分に罰を与えたのが「両親やいじめっ子」では生々しすぎるので、「超越的な神」を無意識のうちに作り上げたものだと思うのですが。

 

「誕生日のプレゼント」の話は、太宰治の「人間失格」にも同じ様な部分があります。

 

今の時代は結局、親から厳しい躾をされて自己愛を確立できなかった「おとなしい子」よりも、親に甘やかされて好き勝手しているような人が成功しています。特に誰にも具体的な危害を加えていない「引きこもり」よりも犯罪・違法行為を行ってきた「元不良」が優遇されるのです。容姿を含めたコミュニケーション能力が重視されるからでしょう。

 

この事件については、経済的な問題は余り関係が無いと思います。この方が宝くじで大金を手に入れても、ほとんど解決しそうにありません。

 

自分には人権が無い、身分制では最下層のさらに下。何というか日本的な感じがします。健全な自己愛を育てられなかった人達をどのように救済すれば良いのでしょうか。

 

通常、社会的弱者は弱者救済の方法で救済するべきでしょうが、この事件の被告人(の様な人)は、「社会的に認知された弱者」救済の方法では絶対に救われません。「社会的に認知された弱者」とは、例えば今月号だと、柳美里氏のヘイトスピーチの対象となる在日韓国人(P12)、雨宮処凛氏の「生命倫理」(P132)での障害者、冤罪被害者(袴田事件、P32)などの事です。

 

普段「人権、人権」うるさいリベラルの人でも「無敵の人」をバカにする傾向にあります。私はこの辺りにリベラルの限界を見ています。今までの方法では救済されない「絶対弱者」の救済をどうするかが問題です。一つの解決法として香山氏は良い治療者との出会いを提案するも、被告人は拒否という救いようのない状態です。

 

4)「就活を楽しむ」(P138、大川豊)

大川氏の就職の時の話やいわゆる就職をしなくても生きている人達の事が紹介されています。大川氏の時はバブルの頃で今とは状況が違います。また、ここで紹介されているのは一部の突出したすごい人の話です。「普通」の人には参考になりません。年齢制限(差別)もあるので、今は新卒で正社員になれないとそこから這い上がるのは(無理と言っても良いくらい)相当に困難です。自殺者が増えても仕方が無い状況です。

 

5)まとめ。本来なら何か問題が起きたら自分で情報を収集し自分の頭で考えるべきですが、正しい答えを探そうとする癖が付いてしまっています。良くない癖です。

月刊「創」だけではありませんが、被疑者の事を「容疑者」、被告人の事を「被告」と書いています。そろそろ直していくべきだと思います。

 

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