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カテゴリー「性差別」の3件の記事

2012年2月 9日 (木)

「女の気持ち「女性専用車」(2011年12月19日)」

「女の気持ち「女性専用車」(2011年12月19日)」

 

毎日新聞(2011年12月19日)の「女の気持ち」という読者投稿欄において大阪府貝塚市のK(原文では実名)(主婦63歳)さんの「女性専用車」という題の文章が掲載されていました。

 

1)朝のラッシュ時の「女性専用車」で7人掛けのシートに6人で座っていたので(席を譲るように)<彼女たちの前に立って、チラチラとその隙間を見>るという<無言のジェスチャー>をしたが効果は無かったそうです。

その後、車内放送で「座席は詰めて、一人でも多くのお客様に・・・・」と放送があったが、だれもこの方に席を譲らなかったそうです。

これは、車内放送の効果はほとんどないという事でしょう。

結局、この文章は「女性専用車両」にいる女性はマナーが悪い、という趣旨の結論で終わっています。

 

2)ここで私が言いたいのは、なぜこの方は「座りたいので詰めて下さい。」と直接言わなかった(言えなかった)のか、という事です。

私は以前、二人掛けの席を一人で荷物を置いて占領している人に「ここ空いていますか?」と訊いて空けてもらったことがあります。

 

少し場面は違いますが、先日次のような新聞記事がありました。

信号を無視して歩いていた男を注意したところ殴られて重傷を負う事件があり、・・・搬送後に意識不明となり、脳挫傷が悪化したすえに腎不全で死亡したとみられる。>(毎日新聞 20111222日)

「席を譲って欲しい」と直接言わないから無意味な車内放送が増える、と言いたい所ですが、実際に暴力を振るわれる事件が多数起きているので、難しい所です。

車掌に言おうにも、周囲に居ないでしょうし。

もう、どうしたら良いのか分かりません。

とにかく、車内放送はほとんど意味がないという事です。

 

3)なお、「女性専用車両」が差別云々については一言も書かれていませんでした。

 

おわり

 

2011年11月 4日 (金)

遺族年金:受給資格に男女差「違憲」 妻死亡時51歳の夫提訴--大阪地裁

毎日新聞hp20111020日)より

個人名は匿名にします。

http://mainichi.jp/kansai/news/20111020ddn041040021000c.html

 

(引用始め)

 

遺族年金:受給資格に男女差「違憲」 妻死亡時51歳の夫提訴--大阪地裁

 

 地方公務員の遺族補償年金の受給資格で男性にだけ年齢制限が設けられているのは法の下の平等を定めた憲法に違反するとして中学校教諭の妻(死亡時 51歳)を亡くした堺市の男性(64)が19日、地方公務員災害補償基金による年金不支給決定の取り消しを求める行政訴訟を大阪地裁に起こした。年金の受給資格を巡って男女差の違憲性を問う訴訟は異例。

 訴状や代理人弁護士によると、堺市立中学校の教諭だった男性の妻は、職務上の心理的ストレスからうつ病を発症。98年10月に自殺した。同基金が04年12月、公務外とする処分を出したため、男性は取り消し請求訴訟を起こし、勝訴。同基金は昨年4月に公務災害と認定した。

 男性は遺族補償年金の支給を申請。しかし、妻の死亡当時51歳だったため、受給資格がある60歳に達していないとして今年1月に不支給決定を受け、一時金を受給する権利しか得られなかった。妻の平均給与日額は約1万7000円で、男性が年金を受給した場合、毎年の年金額は約260万円となる。ところが、一時金だと約1700万円にとどまる。

 男性側は、国内の年金制度の多くで受給資格要件に男女差があるのは「女性は家庭で家事に励む」という古い男女観に基づいたものだと指摘。差別的条件がある補償法の規定は違憲で無効と主張している。同基金は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。【苅田伸宏、村松洋】

 制度に違和感--提訴の男性

 提訴後、大阪市内で会見した男性は「性別を理由に年金受給資格に差があるという現状には、大変違和感がある」と話し、年金制度に存在する男女差の解消を求めた。

 男性は「男だからという理由で年齢制限を設けるのは、今の社会では通じない。逆差別だとさえ思う」と強調。原告代理人のA弁護士は「男女共同参画社会と言われる中で、性的な役割分担を固定しかねない制度は変える必要がある」と話した。

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 ことば

 地方公務員の遺族補償年金

 地方公務員災害補償法(1967年12月施行)は職員が公務などで死亡した場合、遺族に年金か一時金を支給すると規定。夫を亡くした妻は年齢制限 なく受給できるが、妻が死亡した夫の場合は60歳以上でなければ受給できず、90年に設けられた同法の特例措置でも55歳以上までにしか要件が緩和されて いない。

毎日新聞 20111020日 大阪朝刊

 

(引用終わり)

 

この裁判に注目しています。

 

おわり

 

2010年11月28日 (日)

顔やけどの労災補償「女性との差は不合理」 男性差別に初の違憲認定

産経jpより

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100527/trl1005271522010-n1.htm

 

(引用始め)


 

顔やけどの労災補償「女性との差は不合理」 男性差別に初の違憲認定 (1/2ページ)

2010.5.27 15:17

 顔などに著しい傷が残った際の労災補償で、男性より女性に高い障害等級を認めているのは違憲として、京都府内の男性(35)が国に障害補償給付処分の取り消しを求めた訴訟の判決が27日、京都地裁であった。瀧華聡之裁判長は「合理的な理由なく性別による差別的扱いをしており、憲法14条に違反する」として原告側の主張おおむねを認め、国に同処分の取り消しを命じた。原告側代理人によると、労災補償の障害等級の違憲性が認められたのは全国初という。

 判決理由で、瀧華裁判長は訴えの対象になっている障害等級の男女の差について「著しい外見の障害についてだけ、男女の性別で大きな差が設けられていることは不合理」と指摘。「法の下の男女平等」を定めた憲法14条に違反していると認めた。

 判決によると、男性は平成7年11月、勤務先の金属精錬会社で作業中、溶けた材料が作業服に燃え移って大やけどを負い、顔や胸などに跡が残った。園部労働基準監督署は16年4月、男性の障害等級を11級と認定した。

 

原告側や厚生労働省によると、労災補償保険法が定める障害等級表では、女性が同様のけがを負った場合、第5級と認定される。1~7級は年間賃金の一部を年金として毎年受給できるが、8~14級の場合は一時金しか受けれないという。

 障害等級において女性の方が上位に格付けされていることについて原告側は「障害等級の基準には、男性に対する不合理な差別がある」と主張する一方、厚労省は「(現行の障害等級表は)顔のやけどなどの障害によって受ける精神的苦痛は女性の方が、男性に比べて大きいという社会通念に基づいて定められている」としていた。

 

 【用語解説】障害等級表

 昭和22年に労働基準法とともに国によって作成された労災によって受ける身体的な障害の等級表。第1~14級の計14段階に分かれている。1~7級の場合は年金給付となり、障害等級8~14級の場合は一時金給付となる。


 

(引用終わり)


 

極めてまっとうな判決だと思います。

「性別」は、憲法14条後段列挙事由ですので、厳格審査基準を使います。厳格審査基準とは、目的が必要不可欠で、その手段が必要最小限度でなければ違憲となる基準です。

本判決において、その目的は、<「(現行の障害等級表は)顔のやけどなどの障害によって受ける精神的苦痛は女性の方が、男性に比べて大きいという社会通念>だそうです。<現行の障害等級表は>昭和22年>に成立したものであり、成立当時ならともかく、現在の社会状況にはそぐわないでしょう。よって、その目的は、必要不可欠とは言えないでしょう。

ただし、地裁なので、控訴審でどうなるのか分かりませんが。

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